欧州における宇宙開発の最新基準および航空宇宙産業の市場動向を調査し、関連企業との技術連携および販路拡大の可能性を検討することを目的として実施しました。
New Space Guidelines Working Group キックオフ会議
宇宙衛星の商用化を加速させるため、JAXAとDLR(ドイツ航空宇宙センター)が共同でワーキンググループを設立しました。
本グループは、New Spaceミッションにおける標準的なガイドライン策定を担います。
日独の専門家が集結し、従来の宇宙機では課題とされていた「放射線対策」「通信環境」「電源」「データ」「熱管理」について、商用部品を活用しつつ基準を満たす技術の共有・標準化を図ります。
ILA Berlin 2026(国際航空宇宙ショー)視察および商談
欧州の航空宇宙産業におけるビジネスゲートウェイである「ILA Berlin 2026」を視察いたしました。
茨城県ブースにて、菊池精機、スターエンジニアリング等が出展し、海外企業との具体的な商談を行っており、販路拡大に向けた実りある機会となっていたと感じました。
ジェトロ(JETRO)ベルリン事務所 打合せ
現地の経済情勢および日系企業の進出状況について意見交換を行いました。
ドイツでは、メルツ新政権下で「投資促進税制プログラム」等の成長戦略が進められる一方、物価高騰(ケバブ価格に顕著なインフレ等)や景況感の不安定さが課題となっているそうです。
一方で、グリーン電源(水素)の活用や、スタートアップのエコシステムが成長中。日系企業にとっても、英国のEU離脱以降、ドイツ拠点の重要性は増しており、同事務所の支援活用が有益である旨が共有されました。
Airbus社視察および関連企業との意見交換
航空・宇宙・防衛分野を牽引するAirbus社を視察し、高度なシステム開発および製造環境を調査いたしました。
航空宇宙およびICT分野での知見を深め、技術連携の可能性について検討を進める契機となりました。
今回の調査を通じ、航空宇宙等の先進分野におけるグローバルな展開の重要性を再認識しました。日立市内には高い技術力を有する企業が多数立地する一方、海外市場への販路開拓については、今後の成長余地が大きく残されています。事業所数の減少という現状を踏まえ、今後は個社に寄り添う伴走型支援を強化します。高付加価値な製品提案や海外を見据えた商流構築を支え、本市の誇る「ものづくり技術」を次世代へ継承し、飛躍を目指します。




